看護師から看護師への応援です。怖くなったら勉強!不安になったら確認!決して黙らないこと。
● ミスのことばかり考えているとミスする
ハロー効果とは「他人の期待感が無意識に影響すること」例えば、「この子ならできるはず」という周囲の期待を感じていると無意識にできたり、成長率が上がる。逆に「できないんじゃないの?」と思われていると、無意識に委縮して実力が発揮できずミスを何度も繰り返すといったことがあります。これは自分自身に関しても言えることで、自分自身で「このごろミス続きだ。今日もやってしまうかもしれない」「また叱られるかな…」こういったマイナス思考も影響します。処置の手順や注意事項等、目の前の仕事に集中しなければならないのに、ミスするかもという気持ちで頭がいっぱいになり、うっかりミスを誘発してしまう。つまり、自分がミスするという「思い込み」が原因だったりします。悩みやミスへの不安は、いったん棚に置いて、処置をする際にはしっかり目の前に集中するそういう意識のブロックの仕方も覚えていくとミスが減ってくるでしょう。「ドキドキ」は「わくわく」に変換できます。「ミスするかも」というドキドキを、今日こそ成功させてやるという「わくわく」に切り替えて、しっかり集中する感覚を身に着けることができれば、きっとあなた本来の力を発揮することができるようになるはずです。
● ミスが怖いことを知っていることは強み
看護師の仕事はちょっとしたミスが患者さんの死に直結してしまうこともあります。大変責任の重い仕事であるからこそ、新人がミスをしたとき、先輩看護師は心を鬼にしてしっかりと指導します。どんなに注意を払っていても人はミスをしてしまいます。だからこそミスをしてしまったのはなぜか、よく振り返って、「次は絶対にミスしないようにするためには、何をしたらいいか」ということをよく考える必要があります。ミスが怖いことを知っていることは強みでもあります。「二度と同じミスを犯さないようにするために細心の注意を払うこと」「もしもミスした場合、緊急対応はどうするのか」そういったことを日々よく考えていくことも大切です。点滴のボトルとネームをしつこいくらいに確認する。あまり自信のない処置は、事前によく勉強してイメージトレーニングを何度もしたり、先輩看護師についていてもらう。そういった努力の積み重ねをすることで、ミスを減らしていくことができます。
● 黙っていると伝わらない
「忙しい先輩の手を煩わせてはいけない」そんな気持ちから、疑問や不安を心にため込むことは、自分にとっても周りの人にとっても良くありません。
看護師はチームとして働いてこそ患者さんをサポートできます。新人ですからできないことや失敗が多いことは当たり前です。自分の精いっぱい努力していることや疑問・なぜ患者さんにそのような処置をしたのか、判断方法など、声に出してはじめてつたわります。
新人だからこそ重要な患者さんの思いや体の変化に気づくこともあります。「気づき・思い・悩み・疑問」そういったことをできるだけ声にして伝えましょう。あなたの必死さが伝わったとき、きっと周りの先輩看護師のあなたを見る目も大きく変わることでしょう。
コメントを残す